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2017/06/26 Monday 00:40:26 JST
療養中のため現在はソフト販売が中心ですが、お付き合い頂いているお客様はご連絡ください。
かなり体調も良くなってきましたので連休明けからはソフトのバージョンアップもやりたいと思
っています。改善要望などあれば「お問い合わせフォーム」からお願いいたします。
1-0複式簿記会計と税申告
よく混同しがちですが複式簿記=税申告ではありません。複式簿記会計の結果(決算)をもとに白色申告(収支計算)、青色申告を行います。

ですから複式簿記記帳をきちんと行い決算書や元帳ができれば、税申告はどうにでもなるのです。
(領収書や証票は日付順に綴っておいてください)
自分で申告するもよし、自信のない人は税務署の窓口や税理士さんに相談すればいいのです。
 
1-1期首の財産の洗い出し

個人事業主の場合は損益(費用・収益)のみの単式簿記でも税申告はできますが、複式簿記をお勧めします。
単式簿記では間違いがあっても見つけにくいですし、複式簿記記帳だと青色申告控除額の面でも有利です。

さて前年度末の貸借対照表がある人は、それを期首に振替えればいいだけですが、開業した人や前年まで単式簿記だった人は開始仕訳〜期首貸借対照表を作成しなければなりません。

○期首の財産を洗い出す。
期首〜1月1日時点の「事業用」の資産と負債を書き出してみましょう。
例:現金30,000円 A銀行普通預金1,500,000円 B銀行普通預金200,000 売掛金150,000 パソコン150,000
  買掛金100,000 借入金1,000,000 があった場合

貸借対照表は下記のようになります。

 --------------資産の部--------------   --------------負債・資本の部--------------
 現金          30,000   買掛金     100,000
 普通預金(A銀行  1,500,000   長期借入金   1,000,000
 普通預金(B銀行) 200,000
 売掛金       150,000
 機械装置車両    150,000    元入金       930,000
 --------------------------------------------------------------------------------------------------
    計     2,030,000            2,030,000

 ここまでの解説ですが、現金は事業用のもの(財布は別にしておいた方が良いですよ)、預金は、ほとんどの場合家計用と一緒になっていると思いますので、少しでも事業用に使用している口座があればその1/1残高。

売掛金は販売したけれど代金が未収のもの
機械装置車両のパソコンの1/1時点の価値(あとで説明)
買掛金は仕入したけれど、まだ代金未払のもの
長期借入金は1年以上かけて支払う借入金

 元入金?と思うかもしれませんが、これは単に資産総額−負債総額です。
ですから、資産総額2,030,000−負債総額1,100,000=元入金930,000となります。

○減価償却資産の見積
上記の例でいうとパソコンがそれにあたります。
前年に税申告している場合は簡単で、前年の期末未償却残高を転記します。
この場合、一括3年償却資産(3年の均等償却)で処理していた場合は、貸借対照表の科目も 「一括償却資産」を使うとよいでしょう。

前年実績がない場合は、筆者の場合でしたら購入した日からの減価償却計算をして前年末未償却残高を求めます。
例:2006.1.1に250,000で購入
  パソコンの耐用年数は4年 償却方法は定額法 償却率0.250 法定残存率10%

  償却基礎額225,000=取得価格250,000−(取得価格250,000×法定残存率10%)
  平年の償却費56,250=償却基礎額225,000×償却率0.250
  2006末の残存価格193,750=250,000-56,250
  ★2007.4.1以後取得の場合は税法が変わっています。

違う考え方としては、事業主(家計)から事業用に買い取ったという考え方もあります。
「1年前に250,000で買ったから、だいたい150,000くらいかな」 

 
1-2まず環境設定

けいりくん3を起動しメインメニューから[環境設定]ボタンをクリックし「環境設定画面」で必要事項を入力してください。

「必須」項目のみ入力すれば使えますが、郵便番号、住所、電話、FAX取引口座を入れておくと「請求書」等で表示されますので入力しておく事を勧めます。

 「税経理方法」は殆どの方は税込処理をすると思いますので「税込個別対応」を選んでください。
仕訳の都度「仮払消費税」や「借受消費税」科目を使い外税処理する場合は「税抜き」を選びます。

「期首・期末年月日」は個人事業主は期首1月1日、期末12月31日と定められていますので、2007年の会計を行うならば期首2007-1-1 期末2007-12-31と入力してください。

 
1-3勘定科目の設定と修正

[勘定科目マスタ]ボタンをクリックし勘定科目マスタを開きます。
開くと、設定済の科目がリスト表示されています。リスト画面左横の[カ]ボタンでカード形式画面、カード形式画面で[リスト]ボタンでリスト表示に切り替わります 

画面の下部にボタンが並んでいますが、あなたが個人事業主であれば[個人事業標準科目読込]ボタンをクリックしてください。すると個人事業主向けの勘定科目がセットされます。

 科目の修正・追加が必要な場合で多いのが「銀行口座を複数持っている」場合です。
例として、A銀行、B銀行、C信金の場合は、下記のように修正します。

 102 普通預金(A銀行)〜[新規]ボタンで追加
 104 普通預金(B銀行)〜     〃
 106 普通預金(C信金)〜既存の科目名を修正

 他に「売掛金」を「販売未収金」、「買掛金」を「仕入未払金」としたい場合もあるようです。

いずれにしても科目名の修正、追加は「元入金」を除き自由に出来ます。

★期中に科目名を変更した場合
 既入力伝票に変更を反映させる為に[変更を入力済仕訳に反映]ボタンをクリックしてください 。
 この場合、伝票の税区分は勘定科目マスタのものに戻ります。

 

 
1-4実際に開始仕訳を入力する

さて実際に開始仕訳〜期首の貸借対照表を入力します。
[仕訳伝票入力]ボタンをクリックし入力画面を表示します。

経理年月日 2007-1-1、仕訳タイプ 前期繰越とし 伝票摘要は新規なら「開始仕訳」、そうでないなら「前期より繰越」とするとよいでしょう。

例として「1-1期首の財産の洗い出し」の通り入力してみます(科目は1-3で修正したもの)

 コード 科 目 名    摘  要   借 方    貸 方  税区分
 100 現金        開始仕訳    30,000         不課税
 102 普通預金(A銀行) 開始仕訳 1,500,000         不課税
 104 普通預金(B銀行) 開始仕訳  200,000         不課税
 122 売掛金       開始仕訳  150,000         不課税
 202 機械装置車両    開始仕訳  150,000         不課税
 302 買掛金       開始仕訳         100,000  不課税
 350 長期借入金     開始仕訳        1,000,000  不課税
 400 元入金       開始仕訳         930,000  不課税
---------------------------------------------------------------------------------------------
    計              2,030,000  2,030,000

 

★前年実績がある場合
 前年度実績がある場合は、元入金の増減があります。
 ○前年決算が以下の場合
  事業主貸し900,000
  事業主借り        100,000
  元入金         1,000,000
  当期利益        1,100,000

 翌期首の元入金=元入金−事業主貸し+事業主借り+当期利益
 1,300,000=1,000,000−900,000+100,000+1,100,000
 (当期利益1,100,000のうち800,000を家計に使って、残り300,000が事業の利益として元入金が増加する)

  ということで1,300,000が期首の元入金額となります。

 
2-1日々の仕訳〜基本

さて日々の仕訳の入力方法です。
基本的には「経理年月日」必要なら「取引先名」、「伝票摘要」を入力してから下記のように入力するだけです。
 100 現金       10,000
 636 雑費 10,000
 このとき貸借金額が一致していない間は、画面右下に「貸借合計が不一致です!」と表示されます。
 入力完了後貸借が一致していれば表示は消える筈です。

日ごろ下記のような一対一の仕訳しかしていない方もいるかももしれません。
   借 方     貸 方
 雑費 10,000 現金 10,000 

 しかし「けいりくん3」は複合仕訳ができます。どのような時に使うかというと・・・
例:借入金の償還 元金10,000と利息5,000がA銀行から引き落とされた。

 科  目   摘     要   借方   貸方
 現 金   長期借入金償還        15,000
 長期借入金 長期借入金元金償還 10,000
 支払利息  長期借入金支払利息  5,000

この場合、摘要もそれぞれ変える事が出来ます(同一で良い場合は[伝票摘要からコピー]ボタンでコピーされます) 

 
2-2日々の仕訳〜家事関連按分

個人事業主の場合、100%事業用とはいえない費用があります。
代表的なところでは、電気、電話、家賃、車両費など。

例として家賃 月60,000円(事業50%家計50%)を現金で支払としてみます。

○基本としては発生毎に下記の仕訳となります。
 現金          60,000
 事業主貸し 30,000
 地代家賃  30,000

この例の場合、毎月定額なので簡単ですが電気料や電話代など毎回金額が変わるものも多いので、実際には費用で一括して処理しておいて、月末または年度末に処理する事が多いようです。

○発生時
 科目   摘要     借方    貸方
 現金   家賃          60,000
 地代家賃 家賃    60,000

 ○年度末
 科目   摘要     借方    貸方
 地代家賃  家賃按分   -720,000
 事業主貸し 家賃按分  360,000
 地代家賃  家賃按分  360,000

 
2-3日々の仕訳〜取引先・取引パターンの登録

○取引先マスタの登録
定期的に取引がある取引先は[取引先マスタ]に登録しておくと便利です。
伝票入力時に「取引先コード」プルダウンで選ぶ事も出来ますし、後で検索をかける時も便利だからです。

取引先は手打ちでも構わないのですが、同じ会社名であっても、(株)山田商会となったり、株式会社山田商会となってしまうことを防ぐ事が出来ます。

○取引パターンの登録
さて仕訳の入力ですが、慣れてくると「イチイチ面倒くさい」と思ってくると思います。
定期的にでてくるような仕訳は[取引パターン登録]しておきましょう。

メインメニューの [取引パターン登録]からか、伝票入力中なら、取引パターン登録マスタから転記作成の右の[マスタ]をクリックすると登録画面が現われます。

 ここで登録したパターンを、伝票入力画面でプルダウンで選び[から作成]ボタンをクリックすると簡単に仕訳が完了します。

ポイントとしては・・・
・金額が毎回変わるものもダミーの金額を入れておくと良い(貸借を間違える事が無くなる)
・メニューは文字の順に並び変わるので、パターン名の先頭に数字を降って内容順に整理すると良い。
 例:001携帯電話料 002電気料など

 

 
2-9消費税について

仕訳入力時に「税区分」〜課税取引、不課税、非課税がありますが、消費税の課税業者では無い場合は別に気にする必要はありません。

不課税、非課税の違いですが、おおよそ下記の通りです。詳しくは税務署、税理士に問い合わせ下さい。


○不課税取引

 そもそも消費税の対象とならない取引。課税売上割合の分母にも分子にも入らない。

 具体的には
 給与、租税公課、自動車税、軽油引取税、祝金、見舞い、香典等、税還付金、寄付金、保険金、減価償却費、棚卸し、車検印紙代・協会費、内部取引など

○非課税取引
 消費税の対象になるべきであるが、課税対象になじまないことや社会政策的配慮の必要性から消費税を課税しないとしている取引。課税売上割合の分母に入る。(総売上高といい課税取引、非課税取引及び免税取引の合計額)
具体的には
土地、有価証券、物品切手などの譲渡、土地賃貸料、預貯金の利息や社会保険、医療費、法定福利費、印紙、切手 

○混同しがちな取引
 ・家事消費〜課税取引(内部取引では無い)
 ・事業消費〜不課税(内部取引)
 ・期首の前期繰越〜不課税

※勘定科目マスタでは、その科目の場合最も多いであろう税区分をセットしているが、取引の内容によっては仕訳時に税区分を変更しなければならない場合もある。

 
3-1定期的に行うべき事〜残高照合

 日々の仕訳をきちんと行っていても、定期的に資産・負債科目の残高照合を行ってください。

特に・・・現金、預金、借入金

実際の作業としては貸借対照表や総勘定元帳による照合でかまいませんが「けいりくん3」の場合、「仕訳データ」を使った方が何かと便利でしょう。

メインメニューから「仕訳データ」ボタンをクリックし「検索」ボタン→科目コードをプルダウンから選択→「続行」クリック
これで選択した科目のみが抽出され最下部に残高が表示されます。

マニュアルの「9仕訳帳の使い方」のあたりです。

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